施工コストを抑えれば安くなる

当然のことながら施工コストを抑えれば、ローコスト住宅が実現します。シンプルな住宅設計や間取り、動線にすれば施工期間を短縮できるので、その分だけ安くできます。例えば間取りを四角にすれば施工の手間が軽減し、さらにデッドスペースも生まれにくいです。四角い間取りにするポイントは、土地・建物の形状を四角にすることです。

不規則な形状の土地を選び、そこに四角い住宅を建てると使い勝手の悪いスペースが増える傾向があります。ローコストの家造りをするなら、まずは土地選びを徹底しましょう。都心部は建物より土地代のほうが高くなるケースが多々ありますが、土地面積を抑えた狭小住宅であれば、都心部でもローコスト住宅を実現できる可能性大です。

こだわりを極力削っていく

家造りにおけるこだわりは、多ければ多いほどコストが高くつきます。ローコスト住宅を実現するためには、こだわりをいかに削るかがポイントです。家造りをするときは、こだわりが次々と湧き上がってくることが多いものです。しかしそれらを実現するためには相応のコストがかかります。妥協できない部分は除いて、妥協できる部分は思い切って妥協していきましょう。

家造りでよくある失敗は、建ててから住みにくさに気づくことです。生活の不便は一生涯において影響してくる問題なので、ここは極力減らしていく必要があります。具体的には生活に必要な設備を重視し、特殊な設備やデザインを除外していく対策がおすすめです。機能性を重視した家造りを徹底すれば、同時にローコストを実現できることが多いです。